ブックタイトルかわさき市政だより

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概要

かわさき市政だより

全ての猫が飼い主と幸せに暮らせる日を願ってミルク猫ボランティア菊地 幸子さん「かわさき犬・猫愛護ボランティア」所属愛玩動物飼養管理士1級を持つ 生まれて間もない子猫は、食事や排せつの補助が必要です。 動物愛護センターに収容される数が最も多い子猫。その命をつなぐ「ミルク猫ボランティア」の活動を紹介します。動物と暮らす463匹、1,747件、2,218匹いのちをつなぐ 人と猫が共生するために解決すべき問題は多く、要因もさまざまです。463匹昨年度、動物愛護センターに収容された猫の数大半は離乳前の子猫です1,747件市に寄せられた猫にまつわる相談件数主に保護や引き取りの依頼、ふん尿の被害などが挙げられます2,218匹主に交通事故が原因で市が回収した猫の死体数1日平均6匹の命が市内で失われています※数字はいずれも28年度不妊去勢手術と屋内飼養が徹底されれば、野良猫も減っていく―― 活動の苦労を教えてください    子猫には1匹ずつ順番にミルクをあげるので時間がかかり、全ての子にミルクをあげたらもう次のミルクの時間ということも。朝元気だった子が、夜突然体調を崩すこともあり、24時間気の休まる時間がありません。力及ばず亡くなってしまったときには激しく落ち込みますが、家族や動物愛護センター、獣医師さんなどに支えてもらいながら活動を続けています。―― やりがいを感じるのはどんなときですか?    子猫たちが元気に育ち、譲渡会などを通じて新しい家族が決まったときが最もうれしい瞬間です。動物を飼うときには、センターや保護活動をしている団体・個人から引き取るという選択肢があることを知ってもらいたいです。―― 人と猫が共生するために必要なことは何だと思いますか?  猫を飼う場合には、不妊去勢手術と屋内飼養を徹底すること。その上で、人とトラブルにならないようにマナーを守って生活することが、結果的に猫自身の幸せにもつながります。猫に携わる人たちの意識が向上し、全ての猫が飼い主と幸せに暮らせる日が来ることを強く願っています。Interview{この子猫は発育不良だったが、ボランティアの手厚いケアにより元気に育ったBeforeAfter哺乳が必要な子猫を預かり、離乳するまでの間、自宅で世話をする活動です。ミルク猫ボランティアとは▲センターに収容された子猫を預かる▲昼夜を問わず2~3時間おきに哺乳する他、排せつの補助なども行う▲歯が生えてきたら少しずつ離乳食に切り替える。この時期からトイレトレーニングも▲離乳したらセンターに戻す。譲渡会などを通じて新しい飼い主の元へ1 2 3 4 猫にとって外での暮らしは危険が多く、過酷な環境です。また、1組のオスとメスから1年で数十匹まで増えたり、近所の庭でトイレをしたりするなど、人の生活環境へ影響を及ぼす存在となってしまうことも。 人にも猫にも住みやすい環境を作るために、今生きている命を守り、不幸な命を新たに生み出さないための取り組みが必要です。猫が外で暮らすのは大変なこと02 かわさき市政だより全市版2017( 平成29)年 12 月1 日号 No.117412月31日(必着)までに、①読んだ号(「12月1日号」と記入)②氏名③住所④年齢⑤良かった記事とその理由※当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。個人情報は発送業務を委託する業者にのみ提供し、他の目的では使用しません読者アンケート図書カード(1,000円券) 5人