ブックタイトルかわさき市政だより

ページ
2/22

このページは かわさき市政だより 2017年9月1日号 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

かわさき市政だより

『都市型農業』 人口150万を超える大都市川崎で今、改めて注目されている農業の必要性や可能性とは? さまざまな側面から、「都市×農業」の魅力について考えてみます。都市農業振興センター ?860-2462 860-2464ナシ8月~9月ハナモモ2月~3月ホウレンソウ9月~6月キク ブロッコリー6月~10月 9月~2月カキノラボウナ10月~11月2月~4月カリフラワー5月、10月~1月ダイコン3月~6月、10月~2月キャベツ4月~7月、9月~1月最前線 「すっげ~! いっぱいジャガイモが採れた!」「こんなでっかいタマネギを見たの初めて!」。畑のあちこちで歓声が止まりません。ファーマーズクラブは、市民の皆さんが農作業を体験しながら青年農業者と交流するイベントです。 この日は親子など計43人が参加。市内の青年農業者でつくる農業青年協議会メンバーの指導の下、収穫やサツマイモの植え付けが行われました。参加者の多くは「普段、なかなか土を触る機会がない」と口をそろえるほどで農業体験は新鮮。土を掘り起こしながら笑顔がはじけます。最初こそ恐る恐るといった手つきで作業をしていた子どもたちも、すぐに競い合うように収穫し始めました。市民が楽しむ――。これも、都市型農業の重要な一面です。▼収穫するまなざしは真剣そのもの?協議会メンバーの説明に聞き入る参加者たち農業青年協議会の皆さん▲キュウリの生育状況をチェックする森さん▲直売所では母のすみ子さんが袋詰めを担当▼ビルを臨む畑でエダマメ、オクラ、カボチャ、キュウリ、ゴーヤー、ジャガイモ、タマネギ、トウモロコシ、トマト、ナス、ピーマンなど年間40種もの野菜が収穫されるFarmer'sPride1 topic農業体験イベントを楽しむレクリエーション キーワードは「消費者の近さ」「多品種」。野菜を露地栽培している森大介さんは、その利点を生かし都市型農業を実践している一人です。話を伺いました。2 topic都市型は利点がいっぱい農業従事者にズームイン 収穫した野菜は、畑近くの直売所で販売しています。そこでの会話が作付けのヒントになることもあるんです。例えば「料理の彩りに工夫を凝らしたい」と相談を受け、一般的な緑色ではなく黄色いズッキーニを作ったところ、大変喜んでもらえました。それから甘いトウモロコシが人気を集めていることを知り、とても甘い品種の栽培にも取り組みました。その品種は通常、台風シーズンに収穫となるので風の被害を受けやすいのですが、土にビニールをかぶせ保温することで生育を早め、台風シーズン前に収穫できました。いろいろ試せるのは、都市型直売方式ならではでしょうね。高津区で農業を営む森さん3世代で参加した池本さん一家小2の娘が、もっと野菜を食べてくれたらと思って参加しました。野菜ができる過程を知る、いいきっかけになったと思います参加者の皆さんに、川崎の農産物のファンになってもらうことがイベントの一番の目的ですKawasaki's   griculture02 かわさき市政だより全市版2017( 平成29)年 9 月1 日号 No.1168